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2010年10月24日

オレ達の青春、電撃PCエンジンの袋とじを語るぞ!

袋とじ・・・・それは純粋な少年の夢を叶えてくれる数ページのプレゼント。
その魅力は、サンタクロースのプレゼントなんぞ比にならない程に胸を高鳴らせてくれます。
今回はそんな袋とじ、もちろんオレのブログらしく、当時の家庭用ゲーム情報誌の中でも特にH度の高かった『電撃PCエンジン』のどきどきももいろぐらふぃっくという袋とじを語ろうと思います。

さてさて本題に入る前に、みなさんは『電撃PCエンジン』と言うゲーム情報誌をご存知でしょうか?

1992年12月26日にメディアワークスから創刊され、現在もなお名前を変えながら続刊されている老舗ゲーム情報誌です。
30歳OVERな人には地味に馴染みのあるゲーム情報誌ですが、10代〜20代半ばの人には『電撃G's magazine』の前身と言った方が分かり易いかもしれませんね。
最後までPCエンジンやPC-FXの情報を扱ってくれた、ありがたい情報誌でした。

そんな素敵なゲーム情報誌『電撃PCエンジン』を、創刊号から簡単に紹介しつつ袋とじの話題に突入していこうと思います。


電撃PCエンジンが創刊されたのは、今から18年前の1992年12月26日。
当時、角川書店から発刊されていた『マルカツPCエンジン』のスタッフによって作られました。
そのせいもあってか、マルカツで人気だった『女神スタジアム』等の企画のほとんどを電撃に移行させてしまい、電撃PCエンジンは<マルカツPCエンジン以上にマルカツPCエンジンライク>という奇妙な情報誌になっていたのでした。
他には、しろー大野氏のマンガもマルカツ時代のテンションそのままで新連載。相変わらずアクが強い強い。

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この頃はまだ袋とじは付いておらず、冊子形態も現在の無線綴じとは違い、マルカツPCエンジンと同様に中綴じタイプでした。
そして、創刊号より13ヶ月後の1994年3月号の特大刷新号から冊子形態が現在と同様の無線綴じになります。

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創刊号からページ数がちょくちょく増えてはいるものの、13ヶ月で値段が490円から680円まで跳ね上がったのは、なかなかお財布に厳しかったですねぇ・・・・・
つーか、何で初期と比べて別冊付録の数が減ったのにこんなに値上がりしたんだろう?
(当時の電撃PCエンジンの別冊付録が創刊号から大量に残ってるので、機会があればそれも紹介します)

しかし、それから更に13ヶ月後の1995年4月号から、そんな値上がりも気にならない程に素晴らしい企画が始まるのでした。
それが、今回のブログの本題でもあるHな袋とじ企画、どきどきももいろぐらふぃっくです。

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1995年と言えばPCエンジン晩年期。
プレイステーションやセガサターンなどの次世代機の人気に押され、PCエンジンの新作情報がほとんどなくなってしまった時期でした。
ソフトスケジュールを見ても、発売日未定の作品を含めて32本しか予定がないってんだから、これはもうPCエンジン情報誌としての存続の危機!!
それを打開しようとテコ入れ策として企画されたのがこの袋とじだった訳です。
まぁ、結局はコンプティークの『Hな福袋』のパクリみたいなもんですが、どきどきももいろぐらふぃっくはHな福袋とは違い、PCエンジンとPC-FXのエロゲーを紹介するという、PCエンジン情報誌の範疇から逸れない内容になっていました。
その過激すぎない内容は、当時14歳だったオレのハートを鷲掴み。
おそらく成人誌とは違うソフトなHが思春期の中学生には心地良かったんでしょうね。妄想力ってヤツかな。
加えて、たった6ページしかなかったのも枯渇感を煽って良かったのかも。
そんな袋とじのお陰もあってか、PCエンジン晩年期にも関わらず部数が上昇したそうで、当時オレ以外にも毎月30日の電撃PCエンジンの発売にwktkが止まらなかった読者が多かったんじゃないでしょうか?

さて、その栄えある第1回の内容は、ニチブツから発売されたPCエンジン初の公認18禁SCDソフト『セクシーアイドル麻雀 野球拳の詩』や、その手の人には有名なハッカーインターナショナルのR指定ゲーム『AV誕生』などのPCエンジンのエロゲーや、PC-FXがフォトCDを再生出来る事からセクシーアイドルのフォトCD、他にもレーザーアクティブ専用のエロゲーも紹介していました。
ちなみに、レーザーアクティブのエロゲーがどんな物だったかを知りたい人は、以前オレのブログで<超マイナー? レーザーアクティブのエロゲー大全集【LD-ROM2編】>として紹介した事があるので見てみて下さい。

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それから第2回の1995年5月号ではナグザットの『スーパーリアル麻雀PVカスタム』やNECアベニューの『ドラゴンナイト&グラフィティ』、更に前号で反響の凄かったハッカーインターナショナルの『AV誕生』の全エンディングを公開するという大盤振る舞い。
次号の6月号ではニチブツの『スロット勝負師』や、ナグザットの『マージャンソード』など、ちょっとHな全年齢ゲームが紹介されました。

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袋とじとは関係ありませんが、よくアングラメーカーであるハッカーインターナショナルがクソゲーメーカーとネタにされますが、PCエンジン時代のハッカーは、ゲーム性のあるエロゲーを多く制作し、自社製のシステムカードでゲームを起動させたり、大手メーカー並みのアニメーション処理をさせたりと、素晴らしい技術を持っていました。
実は凄かったんですよ、ハッカーって。

では話を袋とじに戻して、1995年7月号のどきどきももいろぐらふぃっくでは、遂にPCエンジンのアングラソフトで最も有名であろう『あのシリーズ』の第1作目が紹介されるのでした。

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アジア研究会の『しあわせうさぎ 濡れた美少女−はじめてなのに・・・』です。
(ちなみに、よくPCエンジンのエロゲーは全てハッカーインターナショナルの作品と思われている方がいますが、『しあわせうさぎ』などはアジア研究会の作品なのでハッカーとは関連性がありません。少なくとも当時は。)

当時、過激なエロゲーはパソコンのみだと思ってたオレには衝撃的な記事でした。
どうやらそれは他の読者も同じだった様で、この記事が掲載された後、編集部へ『しあわせうさぎ』に関しての問い合わせが殺到したそうです。
それもあってか、どきどきももいろぐらふぃっくはアジア研究会の新作情報をメインに扱う、過激な袋とじへと変貌を遂げます。

次号の8月号では、大張正己風のロボが登場するPCエンジンのエロゲー『J・サンダー 〜冷たい肌は少女を濡らす〜』を紹介。
それと、袋とじの裏表紙では白虎かなめ氏のイラストコラムの連載が始まりました。
白虎かなめ氏の描く女の子は人気が高く、「コレは袋とじの中で描いた方が良いんじゃないかな?」と思う程にHなイラストが掲載される事も。

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うーん・・・・何というか・・・・・良いですねw
でも、今ではあまりイラストを描かれてないんだとか、残念・・・・

そして、1995年10月号ではアジア研究所の新作、『しあわせうさぎ2』が紹介されます。
タイトルで分かると思いますが、もちろん『しあわせうさぎ』の続編です。
他には、久々ぶりのハッカーの新作『美少女雀士アイドルパイ』も紹介。

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この10月号の袋とじで「もうネタがないっしょ」という読者の意見が載っていましたが、まさにその通りだった様で、それ以降はフォトCDの紹介や、以前に掲載されたゲームの裏技を紹介する程度になってしまい、マンネリの様相を呈す様に。
まぁ、新作のエロゲーが出ないんじゃ企画にならない訳で、ハッカーも『美少女雀士アイドルパイ』以降はPCエンジンのエロゲーを発売しなくなってしまったので、実質PCエンジンのエロゲーを販売するメーカーはアジア研究所のみ。
一つのメーカーが毎月新作を出せる訳ありませんから、仕方ないと言えば仕方ないですよね。

しかし、待たすだけ待たされた際に突然紹介される新作情報はまた格別で、1996年1月号ではラビットソフト研究所の『真説しあわせうさぎ』が、1996年4月号には、これまたラビットソフト研究所の『真説しあわせうさぎ2』が紹介されました。
(『しあわせうさぎ』と『真説しあわせうさぎ』とでメーカーが違う事を不思議に思った人もいるかもしれないので補足しておくと、『しあわせうさぎ』と『真説しあわせうさぎ』とでメーカー名が変わっていますが、販売元が変わっただけでゲーム制作会社は変わっていない様です。)

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当時、絵柄が今風になった『真説しあわせうさぎ』を見て、「うわッ、進化してる!」とか思ったもんです。さすがに今見るとアレですがw

それから2ヶ月後の1996年6月号より、新作の出ないPCエンジンや、早々に次世代機競争に敗れたPC-FXだけで続けていく事は無謀と判断したのか、誌名が『電撃PCエンジン』から『電撃G'sエンジン』へと変更され、内容もPCエンジンやPC-FXに加え、本格的にプレイステーションやセガサターンの美少女ゲームも取り扱い始めた事から、『電撃G'sエンジン』は全ての家庭用ゲーム機に対応した美少女ゲーム専門誌になりました。

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それに伴いどきどきももいろぐらふぃっくも他機種のエロゲーを紹介する多国籍な袋とじとなり、今号ではスーパーファミコン伝説のエロゲー、西武企画の『SM調教師 瞳 番外編』(別名ジーコサッカー)が、7月号ではセガサターンの18禁ソフト特集として、elfの『野々村病院の人々』、ジャレコの『アイドル雀士スーチーパイU』、アスク講談社の『アイドル麻雀ファイナルロマンスR』が紹介されるなど、昔の輝きを取り戻した袋とじの姿に、読者のテンションも再上昇したのでした。

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それから4ヶ月後の1996年11月号では、PCエンジン最後のエロゲーとなるアジア研究所の『クレイジーホスピタル −ふしぎの国の天使−』と、これまたセガサターン最後のX指定作品となるナグザットの『麻雀四姉妹 若草物語』が紹介されました。

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ちょうどこの時期に、PCエンジンのアングラソフトと、セガサターンとPC-FXのX指定ゲームの終焉が同じくして来てしまった事から、家庭用ゲーム機から完全にエロゲー(18歳推奨は除く)がなくなってしまい、どきどきももいろぐらふぃっくは1996年11月号以降、家庭用Hゲーム紹介から、セガサターンの18歳推奨ゲームや、PC-98・Windows95のエロゲーの紹介にシフトしていきます。
しかし、セガサターンの18歳推奨ゲームは今までも本誌内で普通に紹介されていたので、それを袋とじで2重に紹介するのは、どう考えてもページを水増ししているとしか捉えられませんでしたね・・・・・
おそらく同じ様に思ってた人も多いと思います。
再びネタ切れ感が漂っていたどきどきももいろぐらふぃっくは、それから8ヶ月後の『電撃G'sエンジン』の最終号にあたる1997年7月号から、完全にWindows95のエロゲーのみを紹介する袋とじへと変更される事になりました。

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そして、その1ヶ月後、1997年8月号からPCエンジン情報誌だった名残が完全に取っ払われ、誌名が『電撃G'sマガジン』に変更。
Windows95のエロゲーのみを紹介する様になったどきどきももいろぐらふぃっくも、エロゲー情報誌が毎月10冊程度発売されている状況では、すでに袋とじに大切なドキドキ感を失ってしまっており、翌年の1998年1月号を以て、2年10ヶ月という歴史に幕を下ろすのでした。

その後、以前から読者コーナーの人気が高かった本誌は、1999年3月号から始まった『シスター・プリンセス』などの企画で大成功を納める事となり、それに伴い『電撃PCエンジン』時代のような過激な企画は形を潜めてしまいます。
この頃には既にインターネットが盛んだった為、袋とじの様な形態は時代に合ってなかったのかもしれませんね。

現在ではネット上でも、コンプティークのHな福袋とは違い、どきどきももいろぐらふぃっくが話題になる事は全くありません。
完全に忘れられた存在になってしまったのでしょう。
しかし、当時家庭用ゲーム機のアングラソフトの情報を得る事が出来た、唯一の記事だったどきどきももいろぐらふぃっくの魅力に駆られた読者が多くいたのもまた事実。
あの『電撃G's magazine』という老舗情報誌に、たった6ページの袋とじでしたが、1995年〜1998年にかけて、当時のアングラソフトを知る上で資料的価値のある企画があったって事を思い出して&知ってくれると良いなって思います。


以上、こんな感じで創刊号〜袋とじ終了までを簡単に説明しました・・・・・が、わかりました?
正直これ以上掘り下げて話が出来る程詳しくないんで、一旦おしまいって事で。
取りあえずエロい話を書けたんでオレ的には満足なのですよw

次回は、ななしさんからのリクエストで『平野耕太氏の単行本未収録分が掲載されてる成人向雑誌の表紙を集めてみた 』の後編を紹介します。
以前の記事を見ると、2年8ヶ月も予定のままで止めてたんだなって思って申し訳なく思ったり。

あぁ、そうそう、PCエンジンの話に戻るんだけど、小さい頃は、自分の手の届かない物を無性に欲しがったりするじゃないですか?
もちろんオレもそうだった訳で、大人になってお金に余裕が出来た時に、昔の感覚を思い出しながら、再び色々と購入した物があるんですよ。

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まぁ、昔ほどのトキメキは感じないけど、達成感はあるよね。

どきどきももいろぐらふぃっく LOVE FOREVER !!!


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