「PC-88のエロゲーで、病院が舞台のモノってどのくらいあるんだろう?」と。
REVの物置さんのサイトではWin95以降(1997年〜)のエロゲーが紹介されていたので、コチラは敢えて1990年までのエロゲーを紹介したいと思います。
それでは、『病院が舞台のPC-88エロゲー』を、発売日の古い順にどうぞ!!
・・・・・あ、前回の超マイナー? レーザーアクティブのエロゲー大全集【LD-ROM2編】で言ってたMEGA-LD編は、また今度紹介しますw
では、改めてどうぞ!!
病院が舞台のPC-88エロゲー




作品名 | LIPSTICK #4 〜白衣の天使編〜 |
メーカー | フェアリーテール |
ジャンル | CG集 |
発売日 | 1987年10月 |
オレ's 小言 | 「難しいアドベンチャーゲームをクリアしてHシーンを見るなんて手間過ぎるよ!!」って人に大人気だったHCG集。高速アニメーション処理をするCGも数枚含まれていて、ただのCG鑑賞ソフトとは訳が違います。その分CGが少なめだけど、1作品3000円と言う低価格に納得・・・・うーん・・・・出来る、かな? 全5作ある『LIPSTICK』作品の第4作目『#4 白衣の天使編』が、病院を舞台にした作品になっています。 ちなみに、後にキャラクターを使いまわしてシナリオをくっ付けた作品が、PC-88の名作アドベンチャー『LIPSTICK ADV』だったりします。 『LIPSTICK ADV』でストーリーの進行に関係ない公園へ行けたりするのは、やっぱり『#1 ロリータ編』のキャラクターを出す為なんでしょうね。 |




作品名 | ザ・病院 |
メーカー | PSK |
ジャンル | テキストアドベンチャー |
発売日 | 1987年12月 |
オレ's 小言 | いつものPSK作品とはかけ離れた、終始モノクロームな画面で進む本格派サスペンステキストアドベンチャー。 PSKと聞いて「わぁー!病院が舞台のロリロリなエロゲーだー!」と期待して購入すると、切開した腹部や死体の写真(白黒)など、ちょっと気持ち悪くなるCGを見てげんなりしてしまう事請け合い。(もちろんパッケージ見ればエロくないのは分かっちゃうんですけどね) あまりHじゃないけど、病院の暗部を照らし出した、医師である作者ならではのヤバヤバな作品です。 でも、個人的にテキストアドベンチャーなら『ロリータU』の方が良いな。 これまたみぐぞうさんのブログで詳しく紹介されてます。 |




作品名 | ドキドキ シャッターチャンス!! 別売りデータ集 #2 看護婦編 |
メーカー | elf |
ジャンル | アクション |
発売日 | 1989年2月 |
オレ's 小言 | 2000年頃までは誰もが認めるNo.1エロゲーメーカーだったelfのデビュー作品。 正義のカメラ小僧になって、依頼を受けた場所でHな写真を撮りまくるというアクションゲーム。 そーいえば、どこかのサイトで読んだんだけど、この作品は蛭田社長がフェアリーテールに在籍してた頃に作っていたらしく、elfデビュー作として発売したものの、とにかく売れなかったらしい・・・・ 昔のカタログにも『ぴんきぃ・ぽんきぃ』以前の作品は表記されてなかったし、無かった事にしたい作品なのかな? なかなか面白いのにね。 |




作品名 | ぴんきぃ・ぽんきぃ #1 びゅーてぃふる・どりーむ |
メーカー | elf |
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 1989年7月 |
オレ's 小言 | またまたelfの作品で、『同級生』の原型になったと言われるアドベンチャーゲーム。 女の子との会話で好感度を上げて行き、惜しくもナンパに失敗すると「実はそれは夢だった」と、全く違うストーリーに移り変わる斬新過ぎるシステムも類を見ないですね。 病院が舞台になっているのは、全5ストーリー中の2つ目。 ゲーム自体はシンプルで、ただ女の子の問答に3〜7択で答えるだけなんだけど、コレがメチャ難しく、『同級生』の難しさもコレが元なら納得という感じですよ。 『ぴんきぃ・ぽんきぃ』はelfのCD会報にも収録されていたらしいので、今ではそちらの方が手に入れやすいのかも。 |
以上、4作品でした。
う〜ん、さすがに病院に限定すると少ないですねぇ。
1990年までというとたくさんのメーカーが参入しているのに、4つの内2つはelfですし。
まぁ、当時は学園モノ・SFモノ以外でジャンルが統一されていたモノは殆ど無かったですし、仕方ないっちゃ仕方ないのかもしれません。
だからといって、コレだけで終わりというのも悲しいのでちょっとした番外編でも。
番外編:主人公が医者、もしくは医大生のPC-88エロゲー

作品名 | マイ・ロリータ |
メーカー | 光栄 |
ジャンル | シミュレーション |
発売日 | 1985年1月 |
オレ's 小言 | エニックスから発売された『ロリータ・シンドローム』の続編的な作品にも関わらず、本作販売をエニックスに拒否られ、後に光栄から発売されたという、ステキな経歴を持つ作品。 「お医者さんゴッコ」と称し、女の子の腹部を切開したり、女の子のクローンを作ったりと道徳的にマズいシーンが満載。 治療方法などもムダに専門的で、処置を一つ間違えただけで女の子が死んじゃうとか、「お医者さんゴッコ」の域を超えてますよ・・・・ ある意味『Life&Death ver.Lolita』って感じかな? |




作品名 | シンデレラ ペルデュー |
メーカー | 全流通・Studio ANGEL |
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 1986年9月 |
オレ's 小言 | 医科大3回生の主人公が、パソコン通信で彼女を探している最中に謎の暗号を受信し、日常生活の中で様々な人からヒントを貰いつつ、その謎の暗号を解くというストーリー。 医科大生という設定上病院モノを期待してしまいますが、実際のところ病院には一度しか行かず、大体はアイドルのコンサートに行ったり、バーに飲みに行ったりと、初期設定完全無視な内容。 流 石 は 全 流 通 ! ! |




作品名 | D.P.S 〜Dream Program System〜 |
メーカー | アリスソフト |
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 1989年12月 |
オレ's 小言 | 3つあるオムニバスストーリーの1つ『いけない内科検診』の主人公が、学園から内科検診の依頼を受けた医師という設定。 鬼畜な主人公が内科検診中に女の子を押し倒したり、Hをした女の子を窓から放り投げちゃったりと、アリスソフトらしいコミカルさが全面に出ている作品です。 やはり愉快な鬼畜キャラを作らせればアリスソフトの右に出るメーカーはないですね。 今プレイするならWindowsで動く『D.P.S全部』がオススメ。でもコレ、なかなかに難易度高いですよ? |
帰ってきた番外編:唐突にナースが出て来るPC-88エロゲー




作品名 | Five Sweet Dream |
メーカー | GREAT |
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 1986年8月 |
オレ's 小言 | 5つの部屋にいる5人の女の子を1人ずつ満足させてゆくアドベンチャーゲーム。 そのROOM4にいる、医者志望でちょっとサイコなケイコちゃんがナースの格好をしてます。 扉を開いた先にある世界なので、もしかするとココは病院なのかもしれないけど、背景が真白なので全然わかりません。 想像しろって事なら、あまりに難しい注文だ・・・・ |




作品名 | 美少女写真館 〜スタジオ・カット〜 |
メーカー | HARD |
ジャンル | シミュレーション |
発売日 | 1987年1月 |
オレ's 小言 | カメラマンになって、色々なコスチュームを着た5人の女の子を撮影するシミュレーションゲーム。 3人目の和泉亜衣のみ舞台が病院だけど、CGは全2枚。 つーか、登場キャラ5人のCGを全て合わせて全10枚。 あ、ピンボケ写真を合わせれば全20枚か。 ボリューム自体は寂しいけれど、他メーカーでは思いつかない様なHARDらしい内容の良作です。 |



作品名 | あぶない女性心理学入門 |
メーカー | フェアリーテール |
ジャンル | アドベンチャー |
発売日 | 1987年6月 |
オレ's 小言 | 4つのCG集の内、「ファイブトリップ」というごった煮なCG集に収録されたCG。 一応、病院でナースでしょ? CG集なので、何の脈絡もなく病院のシーンへ飛びます。 そして、オレも大した感想もなく次へ進むのでした。 |
以上、番外編を含めた計10作品でした。
無理矢理な番外編で数を増やしたモノの、やはり少ないですねぇ。
上に挙げた病院ゲームも、実際オムニバスストーリーの一つとして存在しているモノや別売りデータ集ばかりで、病院のみを舞台として発売された作品はPSKの『ザ・病院』のみなんですよね。
もっと言うと『ザ・病院』はエロゲーじゃないですし・・・・
やはり、1994年に発売されたシルキーズの『野々村病院の人々』以降じゃないと病院が舞台のエロゲーってのは少な過ぎですよ。
(他には、1991年に発売されたホームデータの麻雀クリニック増刊と1992年に発売されたアリスソフトのDr.Stopくらい?)
また機会があれば、1994年〜1996年に発売された病院が舞台のエロゲーを調べてみます。
まぁ、思ったより数が多ければ諦めますけどねッ!!(ダメ人間)