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2008年04月25日

ことエロゲーにおいては『デカければ良い』って訳じゃないんですよ?

HELLO、HELLO♪
おひさしぶりです、こんばんは。

気が付けば、前回からおよそ2ヶ月も空いてしまったこのブログ。
たまにでも覗いてくれている方には、ホントに申し訳ないです・・・・
一応言い訳としては、ブログネタの為に数本ゲームをクリアしたりと、基礎作りはしてたんですよ。
決して『KOF98UM』の身内対戦に明け暮れてた訳じゃないのです。

まぁ、それは置いといて早速お話を始めましょう。
題が紛らわしですが、今回は別に『おっぱい』のお話じゃないですよw



昔からPCゲームでは、表情をよりリアルにする為、場面にインパクトを与える為などなどに、限られた性能や容量の中で色々な技法が用いられてきました。

一番わかり易い技法と言えば、やはり『アニメーション処理』。
今では全画面アニメーションだって当然の様に入ってますが、その昔「日本初のアニメーション処理」を謳い文句に1985年にスクウェアから発売された『WILL -THE DEATH TRAP U-』では、OPでヒロインのアイシャが瞬きをするという、その僅かなアニメーションに多くの人達が驚き魅了された時期だってありました。
今では考えられないお話ですが、当時はもの凄い衝撃的な事だったんですね。
(ちなみにWILLは、ほぼ全シーンで何かしらアニメーション処理が使われていました)

will_anime320.gif

もちろんエロゲーでも、後々アニメーション処理が多く使われる様になります。
中でもelfはアニメーションの小ネタが豊富で、ゲーム進行とは全く関係ない選択肢やアイコン操作さえも楽しませるという工夫がされていました。

そしてインパクトを与えると言えば、一画面では収まりきらない程の大きい画像をスクロールさせながら映していくと言う、今回の小ネタでもある『画面スクロール』です。
初めてどのエロゲーに使用されたのかはわかりませんが、87年にJASTから発売された『天使たちの午後2 〜美奈子〜』では既に使われていました。

tengo2_roll_01s.gif tengo2_roll_02.gif

こういった画面スクロールには、上で紹介した『天使たちの午後2 〜美奈子〜』の様に強制的に上下する、もしくはキーを押すまで繰り返しスクロールするタイプと、スクロールをマウスやキーボードで操作出来るタイプの2種類があり、マウスやキーボードで操作出来るタイプの物は麻雀やパズル物のご褒美CGに多様されていました。
大きいCGを隅々まで見たい人への親切設計ですね。

CARAT/CUSTOM                     麻雀エレガンス/C・CLASS
carat_rolls.gif me_rolls.gif

しかし、何故かこの手のスクロールに使用されるCGの大きさは基本的に2画面(640x800)〜3画面(640x1200)で、それ以外にコレといって変わったモノが出てくる訳でもなく、画面スクロールはちょっとしたマンネリ化状態。
そんな中、一部のユーザーの「足らんわっ・・・ まるで・・・!! わしは・・・もっと スゴいの・・・・見たいんじゃっ・・・!」と言う心の声を嗅ぎつけたのか、1993年にLIBIDOから、ドコもやった事のない画面スクロールを盛り込んだデビュー作『Shinc』が発売されました。

shinc_title.gif
■LIBIDO■93年4月9日発売■7800円

まずゲーム内容から紹介すると、ごくごく普通の、厳しく言えば操作性のメチャ悪い3DダンジョンRPG。
何の目的も持たずに旅をしていた主人公が、旅先の城下町で魔女の呪いにより時間を止められてしまった姫の話を耳にし、姫の奪われた時間を取り戻すべく、洞窟に潜む魔女を討伐に行くというストーリー。

shinc_006.gif

shinc_004.gif

一応、全編を通して『愛』がストーリーの鍵になっているのですが、主人公が女郎屋で女の子を2000Gで買ったり、薬屋の女の子の黄金水を10000Gで譲ってもらったりと、ちょっと『愛』とはかけ離れたイベントもあったりします。
何よりも、薬屋の女の子の黄金水を買うお金で、女郎屋の女の子を5人買う事が出来るってのはカオス過ぎです。
まぁ、LIBIDOらしいと言えばLIBIDOらしいのですが。

さてさて、この辺でお話を画面スクロールの方に戻し、『Shinc』がドコもやった事のないどんな画面スクロールを披露したかというと、今までは2画面〜3画面スクロールが基本だったのに対し、この『Shinc』では今までの約3倍の8画面スクロール(640x3200)を実現させたのです。

shinc_001s.gif shinc_002s.gif shinc_003s.gif

これは当時のPC-98の一般的な15インチモニターに表示すると高さが約150cmという、ほとんど人間と変わらないサイズ。
当時の雑誌も【等身大スクロール】や【8画面でコーフンも8倍】などなど、ストーリーには余り触れる事なく8画面スクロールを大きく取り上げ、ここぞとばかりにユーザーの期待感を煽っていました。

そんな事もあり「コレはスゴい画面スクロールになりそうだ!!」と思われたのですが・・・・

まぁ、上の画像を見てもらえばもうお判りだと思いますが、あまりにもCGがデカ過ぎて、スクロールをすると顔や胸などのパーツしか見えず、何がなんだか判らなくなっちゃうんですね、コレ。
さらに、マウスやキーボードで操作する事が出来ないタイプの画面スクロールだった為、スクロールの半分以上が脚しか映っていないという【脚フェチ推奨スクロール】と化してしまい、結局コレといって評価も上がらずフェードアウトしていってしまったのでした。

それ以来、エロゲーに等身大スクロールの様なデカい『画面スクロール』は登場せず、今まで通りの2画面〜3画面スクロールに戻ってしまいました。
結局は全体を把握出来なきゃ意味がないって事。
何でもかんでもデカくすれば良いって問題じゃなかった訳ですね。



と、こんな感じの『画面スクロール』のお話でした。
話が飛び飛びになって読み辛かったと思いますが、その辺りは脳内補完して下さい。
オレのブログに文章力を求めちゃいけないんですよ?
そういや、もう8年くらい新しいエロゲーをプレイしていないけど、今でも『画面スクロール』ってあるんでしょうかね?
もう古い技法なのかな?