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2007年09月07日

『'87年度 人気エロゲー TOP10』を今更ながら振り返ってみる

今回は、コンプティーク誌内で行なわれた『Hパソコンゲームソフト '87 ベスト10』を今更ながら振り返ってみようと思います。

1987年と言えばエロゲー誕生から5年目の事。
『リップスティックアドベンチャー』などで有名なフェアリーテールや、『ピンクソックス』などで有名なドット企画が参入したのもこの時期です。
1985年にJASTから発売され強い支持を得た『天使たちの午後』の影響からか、その後たくさんのメーカーがエロゲー業界に参入し、年間の発売タイトルが大幅にアップ!!
現在の発売タイトルとは比べ物になりませんが、1987年には追加ディスクや通信販売専用のソフトを含めて、年間60〜70本ものタイトルが発売されたのでした。

そんな上昇するエロゲ業界の「1987年度 人気エロゲー TOP10」に、個人的なコメントを含めたランキングを、ど〜ぞッ!!

(ちなみに、1982年に光栄から発売された実用ソフトと呼ばれる『ナイトライフ』、もしくはPSKから発売された『ロリータ 野球拳』が初めて販売されたエロゲーと言われています。)



第10位 女子大生交際図巻

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■クロスメディア■87年7月発売■7800円■ナンパ・シミュレーション

5人の女子大生の1人に電話をかけてデートの約束をし、その女の子の趣味や性格に合った選択肢を選びながら、最終的にホテルまで連れて行けばゲームクリアというデートシミュレーションゲーム。
5人の女子大生には様々な個性があり、デート中に女の子の趣味に合わない様な選択肢を選ぶと、機嫌を悪くしてそのまま帰ってしまうので、事前に女の子の趣味や性格などをチェックしてゲームを進めなきゃいけません。
当時の雑誌のゲーム紹介文などには、「女の子と上手く付き合えない人向けの、女の子のくどき方を伝授するゲーム」みたいな事が書かれてるんだけど、コレに頼らなきゃならない人は、多分何に頼ってもムダなんじゃないかな?って思ったりw



第9位 OMEGA 第3号

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■チャンピオンソフト■87年4月発売■7800円■ディスクマガジン

「ちょっとした息抜きに気楽に遊べる」がキャッチフレーズの、3つのゲームが入ったミニゲーム集。
チャンピオンソフトはコレ以外にも、『ZETA』や『レモネード』といったディスクマガジンを発刊していたけど、その中でも『OMEGA』は高い年齢層を狙った作品だったらしく、全体的に大人向けな内容。
その為か、出てくる女性が全体的におばさんっぽくて、かなりヤバイw
そんなこんなで、やはり評価は良くなかったらしく、この第3号を持って廃刊。
ちなみに当時の雑誌の紹介では、「最悪!」「発想が貧困!」などと、かなり酷評されてました。
何故コレが『ZETA』より上位なのかは謎ですね・・・・
ちなみにチャンピオンソフトは、現アリスソフトです。
といってもアリスソフトはブランド名なので、チャンピオンソフトが無くなった訳じゃないですよ。



第8位 ラブリーGAL

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■チャンピオンソフト■87年8月発売■7800円■アドベンチャー

街で女の子達と会話をしながら3つの秘宝や剣を手に入れ、メニールの国を征服するのが目的。
まず動詞を選択肢し、その後に名詞や形容詞をキーボードから直接入力する、珍しいタイプのゲーム。
ただ、シャレにならない難しさなので、攻略本片手にプレイしないと絶対クリア不可能だと思いますw
ちなみに、チャンピオンソフト曰く「貴方様の独占欲の野望を満たしてくれるロリコンソフトです」との事。
うーん・・・・ぶっちゃけてるなぁ・・・・w



第7位 妖姫伝

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■HOT・B■86年12月発売■8800円■アドベンチャー

夏休みを利用し高校の友人と旅行に来ていた主人公は、旅行先の山奥のほこらで美しい櫛を拾う。
すると、その櫛を持ち帰った事が原因なのか、友人達は次々と無惨な死を迎えてしまう・・・・
この悪夢から逃れ様と、主人公は再び山奥のほこらへ向かうのだが・・・・

「エロティカルホラーアドベンチャー」と言うだけあり、かなり不気味な雰囲気が前面に出ている作品。
アメコミ風のコマ割で表現している画像は他に無いタイプですね。
ただ、犯された後に顎を抉られて殺されたり、犯された後に両腕両足を引き千切られて殺されたり、口に日本刀を突き立てられ張り付けにされたりと、グロが苦手な人はプレイするのもイヤになりそうな内容なので、かなり注意が必要です。
取り合えずどの程度のグロさか画像を貼っておきますが、苦手な人は見ないで下さい。

最初の方はこんな感じの画像が続きます・・・・

後、ゲーム自体には関係ないけど、この妖姫伝を制作したHOT・Bは、ファミコンの伝説的クソゲー『星をみる人』を制作した事でも有名です。
もちろん、悪い意味でですが・・・・w



第6位 クリスチーヌ

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■PSK■86年10月発売■5800円■アドベンチャー

魔女JANEによって石にされてしまった「ただし君」を元の姿に戻すため、恋人の「みずきちゃん」が愛の力を信じて冒険に出る。
ロリータゲームを専門に作っていた「パソコンショップ高知」ことPSK制作のアドベンチャーゲーム。
唐突にストーリーが進むので、ちょっと訳がわからなくなりますが、展開が速いと言い換えれば出来の良いゲームかもしれません。
当時はロリータ系のゲームが流行っていたのか、かなりのペースでこの手のゲームが発売されていました。
後、何故かロリータ=内臓という方程式が出来上がってた様で、このクリスチーヌも内臓やらギロチンやらの画像が出てきて、ちょっと気持ち悪いです・・・・
個人的にその方程式が出来上がってしまったのも、おそらく1985年に光栄から発売された『マイロリータ』のせいなんじゃないか?とか思ったりしています。
今も昔も色んな影響を与える、光栄恐るべしですw



第5位 ロリータ姫の伝説

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■パスカルU■86年11月発売■5800円■アドベンチャー

主人公の自宅に届いた一冊の本を頼りに、どこかの城に閉じ込められているロリータ姫の救出に向かう、といった内容。
紙芝居タイプの『ロリータ姫の絵日記』と同時期に発売された、パスカルU制作のアドベンチャーゲーム。
真性ロリコンの人の為のゲームらしく、あまりにも変態過ぎる内容と、出てくる女の子の年齢など、ゲーム全体が本当にヤバイ!!
今発売したら、おそらく逮捕されますw
しかし、文字列が余りにも限られているなど、ゲーム自体の難易度がメチャ高かった為、普通にプレイしてクリア出来る人は余り居なかったらしいです。



第4位 美しき獲物たち PartU

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■グレイト■87年5月発売■6800円■絵本タイプCG集

HなCGが表示されるだけの、絵本タイプのCG集。
当時発売されていたゲームは難し過ぎるアドベンチャーばかりだった事もあり、『トワイライトゾーン』などで人気のあったグレイトのCG集に人気が集まった感じ。
この『美しき獲物たち』シリーズはPartYまで続編が作られました。



第3位 美少女写真館

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■HARD■87年1月発売■3800円■ピーピングシミュレーション

5人の女の子の日常を盗撮するシミュレーションゲーム。
バカチョン・一眼レフ・プロ用の3つのカメラから一つを選び、シボリ、ASAを設定し、街や学校、室内にいる女の子の写真を撮る。
設定が間違っていると写真がボケてしまい、5回連続で失敗すると強制的に次のステージに送られてしまいます。
変わった趣向のゲームで色々な機種に移植されているけど、ゲーム中のCGが全10枚と、当時としてもメチャ少ない。
それでも人気があったのは、HARDというメーカーの人気が凄かった事も大きいんでしょうね、やっぱ。
ちなみにファミコンのディスクシステムにも、ムービングスクール編とスタジオカット編を合わせた作品が移植されていますが、出てくる女の子の名前以外は、キャラ設定やCGなどが大幅に変更されていて、且つムービングスクール編の『瀬川 智恵子』と『都々美 久美子』の2キャラが容量の問題なのか、カットされています。

FCDS版 美少女写真館 ALLクリア動画

YoutubeでFCDS版が「クソゲー」と言われていますが、PC版もこんな感じで進むので、PC版もクソゲーと言われてもおかしくない作品だと思います。
でも、当時のエロゲーにゲーム性を求める事自体間違ってますからねぇ・・・・



第2位 KIND GAL'S 〜口説き方教えますU〜

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■HARD■87年12月発売■6800円■シミュレーション

ストーリー中の虫食いになった会話部分をキーボードからの直接入力で埋めていく、今ではお目にかかれないタイプのゲーム。
虫食い部分が全然わからなくても、ESCキーでゲージを使用し一文字ヒントを貰う事が出来るので、まったりプレイしていれば、いずれクリア可能という難易度も良いですね。
ただ、正解する毎に自動的にストーリーが進んでいくので、何となく置いてけぼりを喰らってる様な感覚は否めませんw
後、JASTやHARDのゲームで女の子がたくさん出るゲームには、男もしくはニューハーフを一人入れてくる事が稀にあり、このゲームも一人男が混じっています・・・・・
「まさに外道!」って感じですねw



第1位 天使たちの午後U 〜美奈子〜

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■JAST■87年10月発売■7800円■アドベンチャー

女子高生のアブナイ週末を描いたアドベンチャーゲーム。
女の子の事が大好きな美奈子が、友人の杏子や憧れの梢先輩達と色々やっちゃうといった内容。
エロいだけじゃなく、当時としては珍しくちゃんとしたストーリーがあり、1987年のNO.1に選ばれるのも納得です。
アドベンチャーゲームにしては難易度もそんなに高くなく、ローマ字入力が可能など、プレイヤーに親切な作り。
まぁ、前作は1985年に発売され、美少女アドベンチャーゲームの基礎を作ったと言われる作品なんで、続編がつまらないって訳にはいかなかったんでしょうねw
ちなみに1988年5月に発売された番外編以降、直接入力式からコマンド選択式のアドベンチャーゲームに変更されました。



以上『1987年度 人気エロゲー TOP10』でした。

ランキングを見て頂ければわかると思いますが、昔のエロゲーの基本は『ロリ』です。
光栄やエニックス、ASCIIだってロリ物のエロゲーを出してました。
ちゃんとした理由は知らないですけど、PSKなどのロリゲー専門メーカーがエロゲー業界を引っ張っていたからかもしれませんし、今と違ってエロゲ業界に全く規制がなかった事から、ロリゲーなどのヤバ目のゲームを出し、他の業界との差別化を図っていたからかもしれません。
当時は「エロゲー=アングラ」で、1991年に中学生が万引き事件を起こすまで、エロゲーにはモザイクがない(もしくは隠しコマンド等で外す)のが普通でしたしね。

ちなみに、下はニコニコ動画にUPされていた『2006年度 エロゲ年間売り上げランキングTop20』です。



たった一ヶ月で6万本を売るアリスソフトはスゴイなぁ・・・・

今は絵もキレイで、シナリオも素晴らしいエロゲーばっかじゃないですか。
泣きゲーとか鬱ゲーとか、ジャンルも多彩ですし。
何といっても、週に出てる本数がコンシューマー並みですしね。
でも、オレは20歳の時に『鬼作』をプレイして以来、新しいエロゲーをほとんどプレイしてないんですよね・・・・・
むしろ、本当にエロゲーを面白いと思ってプレイしてたのは『鬼畜王ランス』や『世界の果てで恋を唄う少女 YU-NO』まででしたし。
あ、後『臭作』も。
もし今度新作を買うとしたら『人工失楽園』が発売される頃かなぁw

また機会があれば、elfデビュー作の『ドキドキ!シャッターチャンス!』やASCIIの名作RPG『カオスエンジェルズ』が発売された『1988年度 人気エロゲー TOP10』もやってみようと思います。
いつになるかわかりませんが、いずれやってみますw
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