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2007年06月26日

【PC98版】 狂った果実

1992年5月1日にフェアリーテールから発売されたアドベンチャーゲーム。

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発売元/フェアリーテール
定価/7800円


当時『Dead of the Brain』などのホラー要素の強いゲームも販売していたフェアリーテールの、PC98ゲーム屈指のサスペンス鬱ゲー。



私立帝都美術大学三年の狩野哲(主人公)は、ゼミの教授である月島教授宅で行われるガーデンパーティに、友人の江戸大門との約束もあり渋々出席する事となった。

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パーティが始まり、先に出席していた堀内育子と江戸大門と話をしていると、屋敷から長女の美鈴と次女の秋美を従えた月島教授が現れ、主催者の挨拶が始まった。
三女の美夏は人見知りが激しい為パーティへの出席を拒んだとの事。

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哲も多少は教授の話を聞いていたのだが、著名人ばかりの堅っ苦しい場に息が詰まり、気分転換に屋敷の周りをウロウロしていると、何故か屋敷の方から視線を感じた。
2階のバルコニーに目をやると、そこには哲を見つめる小さな女の子が・・・・

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その大きな瞳に誘われる様に女の子の元へ向かうと、哲の推測通り女の子は月島家三女の美夏だった。
どうやらパーティ会場から声をかけてくれた哲に好意を持ったらしく、人見知りをするタイプには到底思えない程に、とても明るく嬉しそうな表情を見せてくれる。
そうこうしていると、二人の話し声を聞いた月島教授が美夏の部屋へ入ってきた。

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そこで哲は、数年ぶりに美夏の笑い声を聞いたという月島教授から「美夏の遊び相手になってほしい」と、美夏の家庭教師を依頼される。
教授直々の依頼を断れる訳もなく引き受ける事に。
すると、そこに次女の秋美が現れ、教授をパーティ会場へ呼び戻し、哲を自室へと誘ってくるのだった。
秋美に哲を奪われまいと必死に抵抗する夏美だったが、秋美の暴力により振りほどかれ、哲は心の中で夏美に謝りつつも秋美と共に夏美の部屋を後にした。

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別室で秋美は、アトリエに篭った月島教授の狂人ぶりや、半分しか血の繋がっていない夏美への日常的な虐め、自らの不純な異性交遊など、月島家の表には出せないドロドロとした内情を話し始めた。

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そして面識こそなかったものの、秋美も以前から哲に興味があったらしく、バルコニーで哲に対し執拗に迫ってくるのだった。
あまりに積極的な押しに負けた哲に、秋美が近づこうと手すりにもたれかかった瞬間、その手すりが外れ、バランスを崩した秋美はドレスをなびかせながら落下していった。
あまりに突然で、事態を飲み込めていない哲がバルコニーから見下ろすと、そこにはパーティ参加者の眼前で、燭台に体を貫かれ、純白のテーブルクロスを真っ赤に染め倒れている秋美の姿があった。

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当然現場に居合わせた哲が最も疑わしいとされ、最重要参考人として警察で尋問を受ける事となる。
秋美の死から3日が過ぎ、精神的にも回復してきた哲が久しぶりに学校へ向かうと、友人の大門が秋美の死後以降行方がわからなくなっているという。
モヤモヤしたものを抱えながらも、通学、美夏の家庭教師など、いつもの日常を取り戻した様にみえたのだが、また哲と深く関わった人間が殺害されてしまう。
そして、その遺体の第一発見者もまた哲だったのだ・・・・

哲と関わった人間が次々と殺されていく中、事件の真相を知った哲に襲い掛かる凄惨なクライマックスとは・・・・?

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とにかく、フロッピーディスク3枚に『狂気・憎悪・愛憎・嫉妬』など、ありとあらゆる負の感情を詰め込んだ問題作。
今でこそ『鬱ゲー』ってジャンルがあるけど、1992年にここまで救いようのないゲームが出たって事が、ある意味すごいw

物語終盤の急な展開や、「なぜ死んだ?」「なぜ面識があった?」という様な説明が不足していたりと、わかり辛い部分もあるけど、それを気にさせない程の、狂気的なストーリー、衝撃的な演出が魅力です。
それと、何といっても音楽がとても良くて、『かまいたちの夜』と『遺作』(elfの発売した旧校舎脱出エロゲ)に似た、すごく恐怖感を煽る音楽なんですよね。

軽めの二次元グロが平気な人には、是非プレイしてほしい作品。
今はニコニコ動画にクリアまでのプレイムービーをUPしてる人がいるので、時間がある人におススメですよ?


ムービー良いなぁ・・・・
オレも『殺しのドレス』辺りのムービー作ろうかなぁ・・・・需要はないだろうけどw


個人的に、PC98ゲーの中でも特にリメイクを期待したい作品だったりします。
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posted by hisabilly at 19:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | PC-98エロゲー>か行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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