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2013年04月13日

君は知っているか? その昔、ソフ倫の限界に挑戦したエロゲーがあった事を!!

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またまた6ヶ月ぶりのおひさしぶりです!!

熱心に見てくれてた人にも忘れられたであろう頃にひっそり更新されるこのブログ。
ネタは色々あるものの、オレ自身がちょっとばかりド低能なせいもあってか、なかなか文章にするのに時間が掛ってしまうので、ついつい別の事をしちゃうんですよね。うーん....ダメですねぇ〜

さてさて、言い訳はココまでにして。
今回は数年おきに審査の厳しさが増しているコンピュータソフトウェア倫理機構、通称ソフ倫が定めている規制の限界に挑戦したエロゲーを紹介しますよ。
(表現でいえば、近親相姦や死姦、獣姦など、中には緩くなってる部分もあるけれども)

今ではロリータ関連の規制が厳しい印象のソフ倫ですが、1992年10月27日の設立当初は、何と言っても今まで特別な規制が設けられておらず、全てメーカーの判断に委ねられていた「モザイク関連」の規制が印象的ですね。
この規制は、当初からモザイクの倍率や種類以外ほとんど変わってない様に思われがちですが、実はひとつだけ大きく違う点が。
それは、今ではどんな描写であろうと性器にはモザイクをかけなければならないのに対し、当時、少なくともWindows95時代のエロゲーまでは単色線1本の直線または曲線で描かれた性器にはモザイクをかける必要はなかったのです。
例えば、下の様な画像はモザイク処理が要らないんですね。

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■スーパーウルトラむっちんぷりぷりサイボーグマリリンDX■JAST■1994年5月25日発売■

2002〜2004年頃に目立ったエロゲーの回収騒動も、この時代ならば回収されずに済んだ作品も少しくらいはあったかも?

しかし、こういう曖昧な規制となると、いつの時代にもそういった規制の隙間を突いてくるムチャなチャレンジャーが出てくるというもの。
もちろんそんなブランドはPC-98時代にも存在しました。


それは一体どんなブランドでどんなタイトルだったのか.....?


それが今回紹介する、1995年10月12日にHARDから発売された吉永サユリがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!です。

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■吉永サユリがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!■HARD■1995年10月12日発売■

PC-88〜PC-98エロゲー業界屈指のおバカブランドHARD。
当時のエロゲーを知ってる人ならば地味に馴染みのあるブランドですが、若い人たちはおそらく知らないと思うので、ちょっと本題から外れて簡単にHARDの紹介を.....



1986年11月に発売されたソープランドストーリーというソープランド経営シミュレーションでデビューしたHARD。

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■ソープランドストーリー■HARD■1986年11月発売■

街にいる女の子(おばさん含む)を手当たり次第にナンパし、ホテルでHした後、女の子からお金をたかったり、高級品を餌に次々と泡に沈めたりするゲームです。
ちょっと極端な説明の仕方で酷い内容に聞こえるかもですが、実際は大味ながらも面白く、他に類を見ない斬新なエロゲーだったんですね。それに加えて、当時としては登場する女の子も多く、可愛いキャラクターばかりでした。
(余談ですが、街を徘徊しながら女の子をナンパしHをするという内容がelfの「同級生」と似ている事から、「この作品が同級生システムの先駆けだ!」なんて言う人もいますが、これが先駆けなら、1984年11月に光栄から発売された「オランダ妻は電気ウナギの夢を見るか?」も先駆けになってしまうと思うんですよねw)

この作品以降も、穴埋めクイズ形式で女の子をナンパする口説き方教えますや、カメラの設定を変えながらHな写真を撮っていく美少女写真館シリーズなど、目の付けどころが他ブランドとは違う、一風変わったエロゲーを多く輩出していきます。
この2シリーズは、任天堂非公認ながらもファミコンのディスクシステムに移植されました。

そして1988年3月には、ゲーム内容とは全く別の部分で有名な作品、ハード社の社長が社員に面白いと認めさせたクイズ第一弾 〜君も成田に行って勝手にじゃんけんをしよう〜 が発売されます。

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■ハード社の社長が社員に面白いと認めさせたクイズ第一弾 〜君も成田に行って勝手にじゃんけんしよう〜■HARD■1988年3月発売■

別の部分で有名な理由は、もちろん一見してわかる通りのこのタイトルの長さ!
昨今はラノベの影響なのか、エロゲーもやたらと長いタイトルが主流になってますが、実は2000年頃までは、この作品が歴代エロゲー作品の中で一番長いタイトルだと言われてたんですね。
ちなみにゲーム内容は、正解毎にパネルを開きHな画像を完成させる、まぁ至って普通のクイズゲームでした。
これを社員全員に面白いと認めさせるって事は、なかなか発言力のある社長さんだったのかも?

そして1989年2月に、後のHARDの看板タイトルになるはっちゃけあやよさんが発売されます。

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■はっちゃけあやよさん■HARD■1989年2月発売■

このシリーズは説明不要の傑作ですね。
特に、はっちゃけあやよさん3 私、逝っちゃったんです以降のシリーズは、PC-98史上最狂のバカゲーと言われる程、パロディネタ・ブラックネタ・ハイテンションギャグなどなど、何でもアリな作品でした。
今でも結局発売されなかった6作目を待ち望んでる人も多い事でしょう、間違いなく。

そして、この1989年からぐわぁーーーっと年月が流れた、1994年1月。
後に名作と呼ばれるようこそシネマハウスへが発売されます。

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■ようこそシネマハウスへ■HARD■1994年1月発売■

何とこの作品、自分が監督となって色んなジャンルの映画を制作していく、映画監督シミュレーションなんですね。
今でもPC-98エロゲートップクラスの名作と呼ばれる所以は、何と言ってもその自由度の高さ!
「何度も遊べるエロゲー!」というキャッチコピーはこの作品の為にあると言っても過言ではないでしょう。
そんな作品なので、やはりHARDも手応えがあったのか、毎月10冊以上のエロゲー情報誌が発売され飽和状態にあったこの時期に、ほぼ全ての情報誌で大々的に宣伝や特集を組んでいました。
ただ、「はっちゃけあやよさん」からHARDの作品に興味を持ったユーザーには異質過ぎたのか、はたまたゲーム性の高さゆえの薄いH度が原因なのか、それとも「ドラゴンナイト4」と発売日が近かったせいか、正直その辺りはオレには分かりませんが、残念な事にイマイチ売上は振るわず、結果的に大惨敗に終わってしまいました。

そして、1995年10月、遂に今回のネタのメインでもある吉永サユリがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!が発売される事となるのです。



以上、HARDの簡単な紹介でした。
実際このブランドのゲームをガチで紹介してると、この10倍は書く事があるので、ここいらで止めておいてそろそろ本題に戻りましょうか。

この「吉永サユリがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」は、ギャグとエロをごちゃ混ぜにした狂った世界観が魅力のバカゲーで、元々は前作のオムニバスゲーム「ハードスペシャルコレクション 塊」の1シナリオだったんですね。
正直、良い意味でも悪い意味でもHARDらしい間髪を入れないハイテンションで下品なネタが満載なので、「何でも来い!」な雑食ユーザーじゃないと絶対についていけない作品。もしこれを初エロゲーで薦められたら「あ....オレもうエロゲーはいいや....」とエロゲーに絶望してしまう事請け合いです。

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いきなり色々とダメ出しをしてしまいましたが、何だかんだ言っても1986年から一筋縄ではいかない斬新なエロゲーを制作してきた老舗のHARD、その辺の一般受けを狙ったバカゲーでは足元にも及ばないネタをふんだんに差し込んでおり、自社の自虐ネタ(発売延期を繰り返したり累積赤字が続いてCGが増やせないなど)はもちろん、Hシーンの音楽が有名な学園物ドラマの主題歌にそっくりだったり、主人公の吉永サユリやマルダシ先生なんかはそのまんま永井豪氏の「ハレンチ学園」のヒゲゴジラと丸ごし先生だし、他にも「少女椿」などの作品で有名な丸尾末広氏の眼球を舐めるエロスの表現をネタにしたりとやりたい放題。

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当時のエロゲー作品でもパクリネタで笑いをとるやり方は多くありましたが、ここまでパクるネタが微妙過ぎるブランドなんて他にありません。流石はHARDと言わざるを得ないでしょう。
と言うか、「ハレンチ学園」のネタに至っては訴えられれば間違いなく負けるレベルです。
そんなボーダーラインを越えてでも笑いを優先するHARDが、遂にどのブランドも挑戦しなかった.....いや、そんな発想すらしなかったであろうソフ倫の限界に挑戦するのでした。

A 「どうにかして女性器にモザイクをかけずユーザーに見せてあげられないかなぁ?」
B 「うーん....女性器っぽい物で女性器を表現するなんてどうかな?」
C 「お! それ良いね!」

こんな会議があったのかなかったのか、HARDが考え抜いたモザイク規制のクリア方法がこちら。

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そう、貝です。


開いた貝を股に挟む事でそれっぽく見せたんですね。
この画像だけ見れば完全にモザイクの入ってない女性器ですし、もしソフ倫の方に「この画像にモザイクが入ってない様ですが?」と言われたら「あ、それは貝です」と返答する事が出来るウルトラCな荒業。
この最高の手法をもってソフ倫の審査を受けるHARDは思った事でしょう.....



絶対ソフ倫なんかに負けたりしない!!(キッ



そして、その結果は.....


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ダメでした。すごく怒られました。


やはりヤリ過ぎだったのか、もの凄いクレームを受けたらしく、結局この画像にはモザイクを入れなければいけなくなり、元が貝なのに逆にエロく見える謎な現象が起こりました。
貝にモザイクを入れたブランドなんて、エロゲーの歴史上HARDだけでしょう。

そして、このクレイジー過ぎるバカゲー「吉永サユリがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!」も全くと言っていい程に売れなかった様で、1995年10月21日、持ち望まれていた「はっちゃけあやよさん6」も発売されないまま、HARDは経営不振で解散してしまうのでした。

今でも熱狂的なファンがいる「はっちゃけあやよさん」シリーズなど、エロゲー史に名を刻む名作を生んできたHARDでしたが、この時代は、昔から根強い人気の恋愛ゲームやハードな内容の調教ゲーム、暗い雰囲気のサスペンスゲームなどに人気が集中し、HARDの様なバカゲーメインのブランドはもう時代に合わなくなってたのかもしれませんね。
それではオレが、HARDに代わりこの言葉で締めさせていただこうと思います.....



ソフ倫とエロゲー業界の荒波には勝てなかったよ・・・・



<追伸>
今では正統派エロゲーばかりになってしまったライアーソフトにも、また良質なバカゲーを期待したいですね!
オレもライアーソフトのバカゲーに惹かれて入会した、ファンクラブ会員(会員番号177X番)の一人ですから!w




ココから先は、ちょっとした日記を。

日記その1・・・・・・

去年の話で今更感が半端じゃないですが超エロゲー ハードコアを買ったのですよ!

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最近のエロゲーをプレイしてない人でも、よく耳にする名作&迷作を手っ取り早く理解できるのは嬉しいですね〜
読み始めた時は迷作レビュー以外は全く興味がなかったんだけど、お三方の色んなジャンルに長けた知識に裏打ちされた見解や、多分に盛り込まれた小ネタ、それに何と言っても堅苦しくない崩した文章なんかが面白くて、普通ならスルーしてる様な作品でも全部興味深く読めましたよ。
個人的に阿部広樹氏のレビューが特に面白かった感じですね。
でも、実は一番期待してた点が現行作品にもお構いなしな鋭い批評だったので、どの作品も「さぁ、興味が沸いたら君もレッツプレイだ!」な内容だったのはちょっとばかり残念でした。
と言っても、次回作が出たら間違いなく買うんだけどさw

そういえば、エロゲー文化研究概論なんてエロゲーの歴史本なんかも去年発売されてるんだとか。
こっちも早く買わなきゃですね〜


日記その2・・・・・・

先月、ツイッターのフォロワーさんからX68000を譲ってもらいました!

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ちょうどXPC-4を買って、PC-98なんかも最近のモニターに繋げられる様になったから、今まで触った事のないX68000がメチャ欲しかったんですよね。
それに、ずっと前からゲーム配信ってのもやってみたかったし。
何てったって、去年の8月にニコニコ生放送のコミュニティを作ったまま、まだ一度も放送をした事がないですからねw
でも、この数ヶ月間に色んなモノを買ってゲーム配信に備えてるので、近いうちにはやれそうな感じ。
良かったらコミュニティに入って下さいね。後悔しかさせません....(白目)

Let's ヲタck 'n' Roll ♪ニコニコ出張版
http://com.nicovideo.jp/community/co1761887

そういえば、取り合えずアクションゲームをプレイしようと、久しぶりにMSXのジョイパッドを使ってみたら、十字キーの上が全く利かなくなってた.....
おぉ、幸先不安だわ.....


日記その3・・・・・・

最近、ミニハマビーズにハマリ中。
どういった物なのか、説明するのが難しいので、日本で唯一ミニハマビーズを販売している(らしい)こちらのサイトを見て下され。

フリマッピィ フリーマーケット
http://furimappy.ocnk.net/page/6

制作の幅が広く自由度が高くて、オレみたいな初心者でもこんなのを作る事だって出来ます。

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はい、そうです。みんなのアイドル、卒業Rの志村まみちゃんです!
まぁ、こんなのを題材に作る人は少なくて、みんなファミコンなどのドット絵をビーズで作ってツイッターに画像をUPして楽しんでますね。
みんなが作品をUPすると「カワイイ!」とか「大作ですね!」とか、高評価を受けてるのに、オレが志村を作ってツイッターで言われたコメントなんて「ちょwwwww」とかばかりですよ。
この落差たるや、一体何なんでしょうかね?w
でも、コレはひとつの趣味として続けていけそうですね。
これは他の人が作った作品を見てるだけでも楽しいので、興味が沸いたら自分のツイッターに作品をUPして、他のビーズ作品の作り手さんと仲良くなるのも面白いと思いますよ〜


日記その4・・・・・・

あ、32歳になりました。32歳。




この記事へのコメント
更新待ってましたああああああ!
コミュ入ってますので、そちらも出来ればお願いしますw
Posted by アイガ at 2013年04月14日 09:51
漫画ですがヨメイロちょいすでは
貝はセーフでしたね...............
Posted by 黒曜 at 2013年04月14日 21:36
シネマハウスも吉永さゆりも押入引っかき回せば
出てくるはずだが・・・・
さすがにフロッピーのゲームはもうダメかもわからんね・・・・
Posted by at 2013年04月14日 22:25
>アイガさん

お待たせしました! そして、コミュ参加もありがとうございます!
ボクもアイガさんのコミュに入らせてもらいましたよ。基本ROMな人ですけど楽しみにしてますねw

>黒曜さん

あ、そうらしいですね。
ちょうどツイッターの方でもそういう話をされた所ですw
やはりゲームとマンガの差なんでしょうかね?

>名無し1号さん

いやいや、まだ意外と読み込めるモンですよ。
「ようこそシネマハウスへ」は押入れを引っかき回してでも救出すべき作品ですよ!
「吉永サユリ〜」は....どっちでも良いかな?w
Posted by hisabilly at 2013年04月15日 18:20
読んでて楽しくなる文章でした〜うーんおもしろい!
貝のところ笑っちゃいましたね^o^
中2あたりでソープランドストーリーをプレイしていました笑
あぁ懐かしい
通りすがりのものでしたm(__)m
Posted by よっし at 2016年10月12日 16:15
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